こんにちは、スマホとネット回線ガイドの河田です。
ソフトバンクエアーの解約を考えて調べると、「解約金はかからない」という話と「解約したら数万円請求された」という話が、同じくらい出てきます。どっちが本当なのか、ちょっと混乱します。
実はどちらも本当で、見ている項目が違うだけなんです。「解約金」と呼ばれているものの中に、性格のまったく違うお金が2つ混ざっている。
そこを分けて見るだけで、自分がいくら払うことになるのか、かなりはっきりします。
この記事では、解約するときにかかるお金を一つずつ取り出して、金額の目安と、負担を減らせるタイミングまでお話しします。
- 現行プランと旧プランで違う契約解除料の有無
- 解約金0円でも請求が残る端末代の仕組み
- 契約時期ごとの端末残債の目安
- 解約前に確かめておきたい手続きと窓口
ソフトバンクエアーの解約金はいくらかかるのか
最初に、いわゆる「解約金(契約解除料)」の話から。これは契約しているプランによって、かかるかどうかがはっきり分かれます。まず自分がどのプランなのかを押さえておきましょう。
現行プランは契約解除料がかからない
いま新しく申し込むと入る「Air 4G/5G共通プラン」には、契約期間の縛りも、契約解除料もありません。公式の申し込みサイトにも「契約期間も解除料も一切なし」と書かれています。
つまり、このプランの人が解約するときに「違約金」という名目で取られるお金はゼロ。何ヶ月目に解約しても同じです。ここだけ見れば、たしかに「解約金はかからない」で合っています。
旧プランは契約期間と解除料がある
一方、以前からの契約者の中には「2年自動更新プラン」に入っている方がいます。こちらは契約期間が24ヶ月で、決められた期間以外に解約すると、割引前の月額料金に相当する解除料がかかります。
解除料がかからないのは、契約満了月の当月・翌月・翌々月の3ヶ月間(2021年7月1日以降に満了月を迎える方の場合)。この3ヶ月の窓を外すと解除料が発生する、という仕組みです。
自分の解除料がいくらになるかは、My SoftBankで確認できます。「料金確認」→「内訳を確認する」→「解除料の確認」と進み、解約する対象を選んで「解除料計算」を押すと金額が出ます。
なお、ブロードバンドサービスと付随するオプションを同じ月に解約して解除料が重なる場合は、11,000円が上限です。
11月30日までは解除料が免除される
ちょうど今の時期に関係するのがこれです。2026年12月にソフトバンクエアーの料金改定があり、それを理由に解約する場合は、2026年11月30日までの手続きに限り、回線とオプションの解除料が免除されます。
旧プランで「満了月まで待つと値上げ後になってしまう」という方には、この期限が効いてきます。
値上げそのものの内容や、支払い方法を変えて相殺する方法は、ソフトバンクエアーの値上げと、支払い方法で相殺する方法で詳しくまとめています。
解約金0円でも負担が残る理由
ここからが、冒頭の「数万円請求された」話の正体です。解約金がゼロのプランでも、別の名目で支払いが残ることがあります。
月月割は解約と同時に終わる
Airターミナルを分割で購入している場合、毎月の請求には「端末の分割代金(賦払金)」が入っています。これを打ち消しているのが「月月割」という割引。
分割代金と同じ額が毎月引かれるので、端末代の負担がないように見えているわけです。
問題は、月月割は解約した時点で終わるのに、分割払いは終わらないこと。解約すると、それまで相殺されていた分割代金だけが、そのまま請求として残ります。
言ってみれば、割引という支えが外れて、隠れていた端末代が表に出てくる感じ。契約解除料とはまったく別のお金なので、「解約金0円」と書かれていても、この支払いはなくなりません。
残っている端末代の目安
端末代は、申し込んだ時期で違います。2026年7月15日の申し込み分から、Airターミナル6の端末代が71,280円から95,040円に上がり、48回払いの分割代金も1,485円から1,980円に変わりました。
| 解約した時点 | 残り回数 | 7月14日までの申し込み (月1,485円) | 7月15日以降の申し込み (月1,980円) |
|---|---|---|---|
| 12ヶ月目 | 36回 | 53,460円 | 71,280円 |
| 24ヶ月目 | 24回 | 35,640円 | 47,520円 |
| 36ヶ月目 | 12回 | 17,820円 | 23,760円 |
※48回払いで購入した場合の目安です。残り回数で単純計算しているため、実際の金額は課金開始のタイミングなどで前後します。正確な残額はMy SoftBankで確認してください。
表を見ると分かるとおり、早く解約するほど残る金額は大きくなります。12ヶ月で解約すれば、端末代だけで5万円を超えることも。解約金0円という言葉だけで判断すると、ここでつまずきます。
◆河田のワンポイントアドバイス
レンタル契約の方は、この分割代金の話は関係ありません。そのかわり端末の返却が必要になります。自分が購入なのかレンタルなのか、まず明細で見ておくのがいちばん早いですよ。
解約前に確かめておきたいこと
金額が分かったら、次は手続きの面です。ここを知らずに動くと、余計な1ヶ月分を払ったり、窓口でたらい回しになったりします。
解約は電話で、受付した月の末日で終わる
ソフトバンクエアーの解約は電話での手続きが必要で、窓口は0800-222-5090(午前10時〜午後7時、年中無休)です。解約日は受付した月の月末になり、月額料金の日割りはありません。
裏を返せば、同じ月の中なら、いつ手続きしても月末までは使えるということ。月初に電話しても月末に電話しても、払う金額は同じです。
ただ毎月25日以降は電話が混みやすいので、月末ぎりぎりは避けたほうが安心かなと思います。(出典:ソフトバンク公式「SoftBank Air 解約の手続き」)
代理店で申し込んだ場合は窓口が違う
見落としがちなのがここ。ソフトバンクショップや量販店で申し込んだ方は原則その店舗で、代理店で申し込んだ方はその代理店を通して解約する必要があります。
「どこで申し込んだか覚えていない」という方は、契約時のメールや書類を探してみてください。窓口を間違えると、話が進まないまま月をまたいでしまうことがあります。
端末の返却が必要なのはレンタルだけ
購入した端末は返却不要です。レンタルの場合は返却が必要で、期限は解約手続きをした日の翌月20日。期限までに返さないと違約金がかかります。
レンタル端末を返却するときの注意
送料は自己負担で、運送会社の指定はありません。ダンボールで梱包し、品名欄に「精密機器」と書いて送ります。翌月20日を過ぎても返却が確認できないと、返却を求める手紙が届くことがあります。
購入した端末の使い道については、ソフトバンクエアー解約後の本体、意外な使い道で書いています。
乗り換えるなら、残債を補填する特典もある
「端末代が残っているから、やめたくてもやめられない」。そう感じている方も多いと思います。ただ、乗り換え先によっては、この残債を肩代わりしてくれる特典があります。
たとえばGMOとくとくBB WiMAXには、他社のインターネットから乗り換えた人を対象に、解約で発生する費用を上限40,000円までキャッシュバックする特典があり、対象費用に「端末代等の残債」が明記されています。7月14日までに申し込んだ方の24ヶ月時点の残債35,640円なら、この上限に収まる計算です。
補填を受けるための主な条件
・申し込みの時点で、まだソフトバンクエアーを使っていること(先に解約すると対象外)
・端末発送月を1ヶ月目として、3ヶ月目の末日までにソフトバンクエアーを解約し、明細を提出すること
・キャッシュバックの受け取りは11ヶ月目で、申込時に作られるメールアドレス宛の案内から手続きが必要
順番を間違えると1円も戻らないので、ここは本当に注意してください。
また、GMOとくとくBB WiMAXも2026年10月に月額料金の改定を予定していて、端末は36回払いで同じように残債の仕組みがあります。
乗り換えは「今の残債を精算して、次の縛りに入り直す」ことでもあるので、そこまで含めて考えるのがいいかなと思います。
これから契約する人が確かめておくこと
ここまで読んで「契約前に知れてよかった」と思った方もいるかもしれません。解約金0円は本当ですが、それはいつでも身軽にやめられるという意味ではありません。
この記事でいちばん伝えたかったのは、そこです。
購入契約で申し込むなら、何年くらい使うつもりかを先に考えておくと、あとで慌てずに済みます。
48回払いで月月割をフルに受けきるなら、目安は4年ほど。途中で引っ越しや乗り換えの予定があるなら、その時点でいくら残るかを上の表で見ておきましょう。
逆に、いま他社のネット回線を使っていて、その解約金や端末残債が気になってソフトバンクエアーへの乗り換えをためらっている方もいると思います。
ソフトバンクには「あんしん乗り換えキャンペーン」があり、他社の契約解除料・撤去費用・端末残債を合計最大100,000円まで還元しています(モバイルWi-Fiルーターの端末残債は42,000円が上限)。
申し込み窓口によって特典の条件が違うので、申し込む前にあわせて確かめておくと安心です。
使う予定の期間と端末代の見当がついたら、窓口ごとの条件も見比べてみてください。
※キャンペーン内容と適用条件は時期により変わります。申込前に公式サイトでご確認ください。![]()
契約前に気づきにくい点は、ほかにもあります。ソフトバンクエアーの落とし穴|3年半使って気づいた注意点もあわせてどうぞ。
ソフトバンクエアーの解約金に関するよくある質問(FAQ)
ソフトバンクエアーの解約金はいくらですか?
現行のAir 4G/5G共通プランは契約期間も契約解除料もないため、解約金は0円です。旧「2年自動更新プラン」の方は、契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約すると、割引前の月額料金に相当する解除料がかかります。ただし2026年12月の料金改定を理由とする解約は、2026年11月30日までの手続きに限り解除料が免除されます。
解約金0円のはずなのに請求が来たのはなぜですか?
端末を分割で購入している場合、解約後も残りの分割代金を払い続ける必要があるためです。月月割は解約と同時に終わるので、それまで相殺されていた分割代金がそのまま請求に出てきます。また、解約月の月額料金は日割りにならず、1ヶ月分がかかります。
解約したら端末は返却しないといけませんか?
購入した端末は返却不要です。レンタルの場合は返却が必要で、期限は解約手続きをした日の翌月20日です。送料は自己負担で、期限までに返却しないと違約金がかかります。
代理店で申し込んだ場合、どこで解約すればいいですか?
代理店で申し込んだ場合は、その代理店を通して解約手続きをする必要があります。ソフトバンクショップや量販店で申し込んだ場合も、原則としてその店舗での手続きになります。どこで申し込んだか分からないときは、契約時のメールや書類を確認してください。
自分の解除料や端末の残りはどこで確認できますか?
My SoftBankで確認できます。解除料は「料金確認」→「内訳を確認する」→「解除料の確認」と進み、解約する対象を選んで「解除料計算」を押すと表示されます。端末代の残りも、My SoftBankの料金の内訳から確認できます。
まとめ
ソフトバンクエアーの「解約金」は、中身を分けて見ると迷わずに済みます。
- 現行のAir 4G/5G共通プランは契約解除料なし
- 旧2年自動更新プランは、満了月の当月・翌月・翌々月以外だと解除料がかかる
- 料金改定を理由とする解約は、2026年11月30日までなら解除料が免除
- 解約金0円でも、分割で買った端末の残りは解約後も払い続ける
- 解約は電話で、受付した月の月末に終わる(日割りなし)
- 代理店で申し込んだ場合は、その代理店を通して解約する
- レンタル端末は翌月20日までに返却、購入した端末は返却不要
「解約金0円」と「解約しても負担0円」は、同じではありません。あなたの契約がいまどちらに当てはまるのか、My SoftBankの明細を一度開いて見てみてください。
それだけで、次にどう動くかがかなり決めやすくなるのではないでしょうか。
