光回線導入済みの賃貸でも、速いとは限らない理由

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速いはずの光回線 なぜ遅くなる?

ネット無料物件に入居したのに動画が止まる。すごく遅く感じる。

そう感じたことはありませんか。実はその原因、契約してるプロバイダやプランではなく、建物自体の”配線方式”にあることが少なくありません。

この記事では、マンション・アパートで使われている3つの配線方式の違いと、内見の段階で見分けるためのチェックポイントを、正直な限界も含めてお伝えします。

この記事でわかること

  • マンション・アパートの3つの配線方式と速さの違い
  • 内見時、壁のコンセントで見分ける方法
  • コンセントを見ても分からない場合の、確実な確認方法
  • 遅い配線だった場合の考え方

 

なぜ、同じ「光回線」なのに速さが違うのか

集合住宅の場合、電柱から建物の共用部分までは、どのお部屋も同じように光ファイバーで届いています。

違いが生まれるのは、そこから先、あなたの部屋までの配線です。ここが3種類に分かれています。

配線方式部屋までの配線速さの目安
光配線方式光ファイバーのまま部屋まで最も速い(理論値1Gbps)
LAN配線方式共用部からLANケーブルやや遅い(実質100Mbps程度が上限)
VDSL方式共用部から古い電話線最も遅い(理論値100Mbps・実測30~60Mbps程度)

出典:NTT東日本公式・各キャリア公式サポートページの記載を基に作成、2026年7月確認

特にVDSL方式は、築年数の古い建物でよく採用されています。「無料インターネット完備」と書かれていても、その配線がVDSL方式だった場合、どれだけ良いルーターに買い替えても、根本的な上限は変わりません。

 

内見のとき、どこを見ればいい?

一番確実なのは、お部屋の壁にあるコンセントの形を見ることです。3つの配線方式は、それぞれ差込口の形が異なります。

光コンセント・LANコンセント・モジュラーコンセントの見分け方比較イラスト

左から順に、光コンセント(光ローゼット)/LANコンセント/モジュラーコンセント(電話線用)

  • 光コンセント(光ローゼット)があれば → 光配線方式。一番速い
  • LANコンセントがあれば → LAN配線方式
  • モジュラーコンセント(電話線の差込口)しかなければ → VDSL方式。上限あり

 

正直に言うと、コンセントだけでは分からないこともあります

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内見前に、外からある程度わからないものでしょうか?

共用部分には「MDF盤」と呼ばれる配線が集まる設備がありますが、大きなマンションなら専用の機械室、小さなアパートなら共用廊下や駐車場に、箱として設置されていることが多いです。

ただ、正直にお伝えすると、この箱を外から見ても、中の配線方式までは分からないことがほとんどです。

一番確実なのは、内見の際にお部屋の中まで入れてもらい、コンセントを直接確認すること。それが難しい場合は、不動産会社やオーナーに直接尋ねるのが、遠回りに見えて一番早い方法です。

 

もし、遅い配線方式だったら

すでに住んでいる部屋がVDSL方式で、どうしてもこの部屋が気に入っている、引っ越しは考えていない、という方もいると思います。

その場合は、部屋の配線に頼らず、自分でネット回線を持ち込むという選択肢があります。楽天モバイルの固定回線化や、SoftBank Airのようなホームルーターであれば、工事不要で建物の配線方式に左右されません。