こんにちは、スマホとネット回線ガイドの河田です。
せっかく5G対応のAirターミナルを使っているのに、ランプを見ても、速度を測っても、どうも5Gで繋がっている気配がない。そんな状態のまま使い続けている方は、けっこう多いです。
私のところにも「5Gにならないのは故障ですか」という相談がよく届きます。ただ、実際に確かめてみると、故障ではなく設定と住所の条件で説明がつくことがほとんどですよ。原因の見つけ方には順番があって、そこさえ押さえれば自分で切り分けられます。
この記事では、4G固定という設定の確認から、エリアの調べ方、置き場所の見直しまで、上から順に試せる形でお伝えします。
- Airターミナルが4G固定になっているかどうかの確認方法
- 4Gから5Gへ切り替えるための具体的な操作手順
- 設定を変えても5Gにならないときに見るべき条件
- 契約前に自宅の住所で確かめておきたいこと
ソフトバンクエアーが5Gにならない原因
5Gにならない理由は、大きく3つに分かれます。端末側の設定、住所の条件、そして宅内の受信状況。どれに当てはまるかで対処が変わるので、まずは自分がどのパターンかを見ていきましょう。
端末が4G固定になっている場合
Airターミナル5と6には、通信方式を4Gに固定する設定があります。これは不具合ではなく、公式に用意されている機能です。5Gの電波を受けたり離したりを繰り返す環境では、あえて4Gに固定したほうが接続が落ち着くことがあるため、こうした設定が残されています。
問題は、自分で設定した覚えがなくても固定されているケースがあること。中古で手に入れた端末や、以前に誰かが触った端末では、この可能性を先に潰しておくと話が早いです。設定画面を開けば今の状態がすぐ分かります。
5Gの対象エリアに入っていない
ソフトバンクエアーの5Gは、全国どこでも使えるわけではありません。対象エリアは限られていて、公式でも契約前にエリアを確かめるよう案内しています。4Gエリアでも利用そのものはできるので、5Gが届かない場所では自動的に4Gで繋がる形。
ちなみに、ソフトバンクエアーが使う5Gはn77という周波数帯(3.7GHz/3.5GHz/3.4GHz)で、ミリ波と呼ばれる28GHz帯には対応していません。端末の性能そのものより、自宅が対象の住所に含まれているかどうかが先に効いてきます。
宅内の受信状況で4Gに切り替わる
対象エリアに入っていても、部屋の中まで電波が届くかは別の話です。5Gで使われている3.7GHz帯は、4Gで長く使われてきた2.1GHz帯に比べて、壁や窓を通り抜けるのが苦手。マンションの低層階や、窓から遠い部屋では、屋外に5Gがあっても室内では4Gで繋がることがあります。
建物の影響で電波の届き方が変わる話は、ソフトバンクエアーを長く使ってきた立場から見ても実感するところです。同じ建物でも、置く部屋を変えただけで結果が変わることは珍しくありません。
関連して、契約前後に気づきにくい点はソフトバンクエアーの落とし穴でもまとめています。
4G固定を確認して切り替える手順
ここからは実際の操作です。設定画面はパソコンでもスマホでも開けます。手順は3分ほどですが、そのあと再起動が入るので少し余裕を持って始めてください。
設定画面の開き方とログイン情報
Airターミナルに繋がった状態で、ブラウザのアドレス欄に http://192.168.3.1/Home/toppage/5g4g と入力します。するとモードスイッチの設定画面が開きます。
ログイン情報
ユーザー名はどちらの機種も「user」です。パスワードは機種で違います。
Airターミナル5は「user」、Airターミナル6は本体のラベルに書かれた英数字10桁を使います。
画面で「4G(4G固定)」を選ぶと固定され、外したいときは固定を解除して保存します。設定を保存すると約2分の再起動が入ります。
Wi-Fiで繋いで設定する場合、SSID1の暗号化方式が「WPA2/WPA PSK:AES」になっている必要があります。この方式以外にしているなら、有線で繋いだパソコンから開いてください。
(出典:ソフトバンク公式「Airターミナル5/6のモードスイッチ固定設定方法」)
4Gを解除したあとに見るところ
再起動が終わったら、5G/4Gランプの様子を見てください。点灯していれば接続は完了しています。そのあとで速度を測ってみると、変化があったかどうか分かりやすいかなと思います。
ここで注意したいのは、固定を解除しても必ず5Gになるわけではないという点。あくまで「5Gが使える条件がそろえば5Gを掴む」状態に戻るだけです。変化がなければ、原因は端末ではなく住所側にあります。
◆河田のワンポイントアドバイス
設定を触る前に、本体ラベルの写真を撮っておくのをおすすめします。パスワードの英数字10桁は小さく印字されていて、あとから読み直すのが地味に面倒です。再起動の2分を待つあいだに、置き場所も考えておくと一度で済みますよ。
ランプの色で接続状態を見分ける
Airターミナル5と6には、Status、5G/4G、SIM、Wi-Fi、Powerの5つのランプがあります。今どういう状態なのかは、ここを見るのがいちばん早いです。
正常なときのランプの見え方
| ランプ | 正常なとき | 意味 |
|---|---|---|
| Status | 緑点灯(接続時は青点灯または緑点灯) | インターネットに接続できている |
| 5G/4G | 青点灯または緑点灯 | 電波を受信している。点滅は接続処理中 |
| SIM | 緑点灯 | SIMカードを認識している |
| Wi-Fi | 青点灯または緑点灯 | Wi-Fi機能が動いている |
| Power | 緑点灯 | 電源が入っている |
Airターミナル2から4 NEXTまでの機種は、すべてのランプが緑点灯なら正常です。機種によって見え方が違うので、古い端末を使っている方はそちらの基準で判断してください。
赤点灯や点滅が出たときの対処
5G/4Gが赤点灯:圏外で電波を受信できていません。設置場所を変えるか、SIMカードを抜き差しします。
5G/4Gが点滅:電波が届きにくい状態です。受信状況の良い場所へ動かしてみてください。
Statusが消灯:インターネットに繋がっていません。電源アダプタを抜いて、差し直します。
SIMが赤点灯または消灯:SIMカードを認識していません。抜き差しと電源の入れ直しを試します。
Powerが赤点灯:機器の故障が考えられます。自分で分解せず、サポートへ連絡してください。
赤点灯のまま4G固定だけを疑っても、答えにはたどり着きません。まずランプ、次に設定という順番です。
置き場所と住所登録を見直す
設定とランプを見て問題がなければ、次は環境の番。ここは費用をかけずに試せるうえ、効果が出やすいところです。
置き場所を変えて受信状況を見る
公式が挙げている置き方のコツは、窓の近くに置く、少し高い場所に置く、周りに物を置かない、の3つ。加えて、2.4GHz帯と5GHz帯を切り替える、パソコンならLANケーブルで有線接続する、といった方法もあります。
実際、窓際に動かしただけで変わることがあります。逆にテレビの裏や本棚の奥は不向き。電波の通り道をふさがない置き方を探してみてください。
端末そのものの性能が気になる方は、Airターミナル6のスペックと他社ホームルーターの比較もあわせてどうぞ。Wi-Fi側の規格についてはソフトバンクエアー6のWi-Fi 7で解説しています。
登録した設置先住所を確かめる
見落とされがちなのが住所の登録です。ソフトバンクエアーは登録した設置先の住所で使う前提のサービスなので、引っ越したのに住所変更をしていないと、時間帯に関係なく遅い状態が続くことがあります。
公式も、常に遅い場合の原因に登録住所と実際の利用場所の違いを挙げています。My SoftBankで登録内容を見て、実際の住所と合っているか確かめてみましょう。
◆河田のワンポイントアドバイス
速度の数字は、測るサイトや時間帯でかなり変わります。ある集計では下りの中央値が80Mbps台、別の集計では150Mbps前後と、倍近い差が出ることも。目安として見て、自分の環境で前と後を比べるほうが判断しやすいですよ。
契約前に確かめておきたいこと
これから申し込む方は、5Gを前提にしないほうが気持ちの面でも安全です。5Gを使うにはAirターミナル5以降が必要で、そのうえで住所が対象エリアに含まれている必要があります。下り最大2.7Gbpsという数字も、一部のエリアで提供されているもの。
公式には住所を入れて提供状況を調べられるページがあり、5Gの対象住所を確かめるための一覧も別に公開されています。自宅の住所で提供状況を確認してから申し込むだけで、届いてから「思っていたのと違う」となる事態はかなり防げます。
(出典:ソフトバンク公式「SoftBank Air・SoftBank 光 提供エリア確認」)
4Gで繋がった場合でも、Airターミナル5と6なら下り最大838Mbps。動画や調べ物が中心なら4Gでも足りることは多いです。
申し込み前のチェック
・自宅の住所が提供エリアに入っているか
・5Gの対象住所に含まれているか
・5Gが対象外でも、4Gの速度で足りる使い方か
ここまで確かめて条件に納得できたら、あとは申し込み窓口を選ぶだけです。同じソフトバンクエアーでも、どこから申し込むかで特典の中身が変わります。
ソフトバンクエアーの5G接続に関するよくある質問(FAQ)
4G固定を解除すれば必ず5Gで繋がりますか?
必ずとは言えません。固定を外すと「条件がそろえば5Gを掴む」状態に戻りますが、住所が5Gの対象エリアでなければ4Gのままです。宅内の受信状況によっても結果が変わります。解除しても変化がない場合は、エリアと置き場所の順で見ていってください。
ランプが青ではなく緑のままですが故障でしょうか?
5G/4Gランプは青点灯でも緑点灯でも、電波を受信できている状態です。点滅は接続の処理中で、赤点灯が圏外を意味します。緑で点いているなら接続そのものはできているので、故障を心配する必要はありません。
あえて4Gに固定したほうがよい場面はありますか?
5Gの電波を掴んだり離したりを繰り返して接続が安定しない環境では、4Gに固定したほうが落ち着く場合があります。公式にも固定の手順が用意されているのは、そうした使い方を想定しているからです。ただし4Gと5Gで速度の出方は変わるので、両方を試して比べてみるのがよいかなと思います。
設定画面のパスワードが分からないときはどうすればいいですか?
Airターミナル6は本体のラベルに英数字10桁が印字されています。Airターミナル5はユーザー名・パスワードともに「user」です。ラベルが読み取りにくい場合は、明るい場所でスマホのカメラを使って拡大すると確認しやすくなります。
5Gエリア外でも契約する意味はありますか?
用途によります。Airターミナル5と6は4Gでも下り最大838Mbpsという数字が示されていて、動画視聴や調べ物であれば足りる場面は多いです。一方、上りの速度やPing値は光回線と差が出やすいところ。オンライン対戦や大きなファイルの送信が中心なら、別の回線も比べてみてください。
まとめ
5Gにならないときは、上から順に確かめれば原因にたどり着けます。
- まず4G固定の設定を見る(http://192.168.3.1/Home/toppage/5g4g)
- 次に5G/4Gランプの色と点き方を見る
- それから住所が5Gの対象エリアかを調べる
- 最後に置き場所と登録した設置先住所を見直す
設定を変えても結果が同じなら、端末ではなく住所とエリアの条件で説明がつきます。そこまで分かれば、無理に5Gを追いかけるより、4Gで足りる使い方かどうかで考えたほうが気が楽かなと思います。
これから申し込む方は、自宅の住所で提供状況を調べるところから。それだけで、届いたあとの「こんなはずでは」は減らせます。
