楽天最強プランを固定回線化とはどういうことか?
楽天のSIMカードを家電メーカーや、パソコン周辺機器を製造しているメーカーのモバイルルーター、もしくはホームルーターに挿して使用しよう!という事です。
楽天最強プランは20GB超、無制限で月額3,278円の最安です。
ですが、Rakuten WiFi Pocket 2Cは5Gにも5GHZの周波数帯にも非対応です。月額料金は魅力的ですが通信の安定性には不安があります。
他社のルーターで本当に通信速度は上がるのか?また、端末代の価格は?これらの疑問を解説します。
是非最後までご一読ください。
楽天最強プラン 固定回線化の手順!
準備する物
- SIMフリーの端末
- SIMカード
代表的な物は以下の3種類で、中でもWiMAX L11は性能・価格面においてイチ押しです。
L11がイチ押しの理由は、楽天とauが同じ周波数帯を利用していることから4G・5G通信に使える事と高性能の端末だからです。なおかつ、旧型で価格が安いことも挙げられます。
設定手順
- L11の底面にある差込口に楽天nanoSIMカードを挿入する
- 電源をいれる
- SSID・暗号キーを入力しWi-Fiに接続する(底面に記載)
- WEBブラウザで初回ログインID「http://192.168.0.1」を入力して実行
- PW入力後クリック(PWは底面に記載)
APN設定手順
手順① 真ん中のルーターの設定をクリック
手順② プロファイル設定をクリック
手順③ 各項目を入力する
② プロファイル名 任意の名前
③ APN接続先情報 rakuten.jp
④ 認証方式 CHAP
⑤ ユーザー名 任意の名前
⑥ パスワード 任意の名前
プロファイル名に任意の名前が表示されていたらAPNの設定は完了です。
なお、プラスエリアモードの設定は本体のMODEボタン長押しで出来ます。1ヶ月30GBの制限も1,100円の課金もありません。
固定回線化のメリットとデメリット
デメリット
- 楽天モバイル大丈夫?
- 基地局が少ないので乗り換えた場合通信速度が遅くなる可能性がある。
- プラチナバンドが発展途上なので自宅の中まで電波が届きにくい。
楽天モバイル大丈夫?
巨額の負債を抱えて、料金の値上げに踏み切ったりしない?などの不安がありますが、こればかりはわかりません。
基地局が少ないので乗り換えた場合通信速度が遅くなる可能性がある。
先に記載した巨額の負債も基地局の整備が大きな要因の一つです。下記の表は基地局の数ですが、ご覧の通り他社キャリアと比べると少ないのは明らかです。
キャリア | 4G/LTE | 5G |
![]() | 59,767 | 21,593 |
![]() | 175,333 | ★65,366 |
![]() | ★261,756 | 30,899 |
![]() | 195,565 | 51,968 |
4Gはドコモが圧倒的に多く、5Gはソフトバンクが多い事がわかります。基地局の整備は順次拡大中ですが、まだまだ莫大な設備投資が必要です。
通信速度はアンテナの数で左右しますが地域による差もあります。都心より田舎の方が遅いとも言いきれません。
なぜなら、鉄筋コンクリートの高い建物より木造の建物の方が電波は届きやすいですし、また、周りに高い建物があると遮蔽されやすいです。
プラチナバンドが発展途上なので自宅の中まで電波が届きにくい。
例えば、ソフトバンクエアーの場合。
Softbankのスマホは部屋では普通に使用できているのに、ソフトバンクエアーの速度が遅い!などの現象が起こります。
なぜなら、ソフトバンクエアーはプラチナバンドに非対応だからです。
楽天モバイルのプラチナバンドは2023年10月から割り当てられましたが、サービス開始予定は2026年と当分先でしたが、2024年6月に楽天の三木谷社長が当初の予定を大幅に前倒しをしてサービスの開始となりました。
しかし残念ながら楽天モバイルのプラチナバンド700MHz帯は帯域幅が非常に狭いうえ、高速かつ大容量の通信には適していません。
プラチナバンドは広範囲に届くので、地方や田舎においては人口密度も少ないので都市部より期待できるかもしれませんが、整備は都市部を重要視していることがうかがえます。
以上のことを踏まえたうえで固定回線化を試みましょう。
メリット
- データ無制限で月額税込3,278円
- 契約・解約手数料無料
- 速度制限がない
- モバイルのプランであること
データ無制限で月額税込3,278円
MAXの月額料金が税込3,278円でそれ以上はかかりません。しかも、使用量が少なかった月は翌月に繰り越しではなく料金がさがります。
その月の通信量が3GB以下で…税込1,078円/月
3GB以上20GB以内で…税込2,178円/月
楽天スマホとWiFiルーターで、共に20GB以内なら月額料金は5,000円を下回ります。
契約・解約手数料無料
共に無料ですので、ダメなら解約してしまってもさほどリスクはありません。
速度制限がない
3日間での使用量が15GBを超えた場合…などに適用される速度制限もなく、パートナー回線(auから借りている回線)でも「1日に5GB」という縛りはなくなりました。
モバイルのプランであること
ドコモhome5Gとソフトバンクエアーは、申し込み時の登録住所以外での利用は出来ませんが、この方法は楽天最強プランのSIMですのでスマホと同じ扱いです。
つまり、場所の制限はありませんので、車の中、キャンプ場、ビーチなど電源があればどこでも使用可能です。
まとめ